『切なさは夜の媚薬』1

清閑寺シリーズ』を聴き中。これで2作目。じゅんじゅんの喘ぎは、よくこんなうまいこと高い声でるもんだなあ、と感心してしまった。不自然にも感じなかったし。わりと落ち着いた声質のイメージがあったけど、認識を改めよう。声質は違うけど「チェックメイト」で、思わずルルを思い出した。諏訪部ボイスは色気ある低音で落ち着く。


それにしてもこのタイトル、なんど見ても「弁慶……?」て思う。


話には聞いていたけど、設定が色々すごい。「男をくわえ込む血筋」の噂とか「40代にして息子と変わらない美貌を持つ父親」とか。時代設定は好みだけど、社会主義運動だとか関東大震災とかが盛り込まれているのには驚いた。なかなかハードなんだな。


最初に聞いた『この罪深き夜に』は、disc1の最初と最後のリンクと逆転がよかったなあ。disc2でもその台詞が繰り返し出てきて、主人公の変化がよく表現されていたと思った。


なかなか物々しい内容だったり、少々ぶっ飛び感あるけど、丁寧につくられていて、話の進展に聞き入る。兄弟それぞれの持ち味もあって、続きも楽しみ。途中で離籍せないかんくなってストップしてたので、これからいいとこ!